自己破産とは

自己破産とは、債務者が多額の借金で経済的に破綻してしまい、自分の持っている資産では全ての債権者に対して完全に弁済することが出来なくなった場合に、最低限の生活用品などを省いた全ての財産を換価して、全ての債権者に債権額に応じて均等に弁済することを目的とする裁判上の手続きの事をいい、破産の申し立ては債権者からもできますが、債務者自らが申立てる破産を自己破産と言います。

このように自己破産は必要最低限の財産以外は全て処分されてしまいますが、同時に借金も全て無くなりますので、借金整理の最後の手段と言えます。

そして、自己破産した時は住民票や戸籍、免許証には乗りませんが、官報に掲載された上で、破産者の本籍地にある破産者名簿には乗ることになり、破産したことで選挙権がなくなり事もなく、国民に与えられた権利ですので、投票も立候補することも当然できます。

仮に、あなたが会社から借金をしている場合は、自己破産の申立書類に債権者の名前として会社名を記入することになるので、もちろん会社には知られてしまいます。

しかし、会社から借金をしていない場合は、破産者の本籍地にある破産者名簿に載りますが、原則として、家族や友人や会社などには保証人になっていなければ、誰にも知られずに自己破産することができます。

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自己破産で失うもの

破産者は自己破産を原因に解雇することは不当な解雇として禁じられますが、現実的には自己破産したことが会社に知られた結果、肩たたきにあることや、配置転換されるなど自ら辞めざるを得なくなるような事態が起こらないとも限りません。

また、自動車のローンが残っているかどうかで、自動車を手放すかどうかが決まり、大概の人がローンを残しているケースが多く、所有権留保といってローンを完済するまで、車の所有権を信販会社に預けている事が大半で、自己破産する場合は、ローンを完済することは出来ないので、所有者である信販会社に車を返さなければいけないのですが、交渉次第では親族が買い取るような形で車を残せる場合もあります。

掛け捨ての保険に関しては、自己破産したからといって解約する必要は一切なく、県民共済などは解約する必要がないのですが、それ以外の保険に関しては解約返戻金がいくらになるかで決まります。

解約返戻金の合計が20万円以上になると、解約させられる可能性は高くなりますが、20万円以下の場合は解約する必要はありませんし、学資保険については、子供のための学資保険であても、保険金を支払っているのが誰かであるかで判断することになります。